5日に島鉄115周年祭 部品販売会や体験コーナーなど

115周年祭で販売するレール文鎮と列車模型を手にする島原鉄道の担当者=島原市、島原船津駅

 島原鉄道(長崎県島原市)は5日、創立115周年祭を同市津町の島原船津駅などで開催する。島鉄グッズや鉄道部品の販売会のほか、列車運行の舞台裏を学べる無料体験コーナーもある。
 同社は1908年5月5日に設立。11年に諫早-愛野村間が開通し営業を始めた。13年には湊新地(現在の島原船津駅)まで延伸。さらに43年に口之津鉄道と合併し、加津佐までを結んだ。2008年に島原外港(現在の島原港駅)-加津佐間の35.3キロを廃止後は、諫早-島原間の43.2キロを運行している。
 115周年祭は5日午前10時~午後3時。メイン会場の島原船津駅では、レールを切断した文鎮(400~千円)や「しまてつカフェトレインNゲージ列車模型」(2500円)、鉄道部品のつり革や遮断機の棒などを販売する。洗車機に入る列車の乗車体験や、連結作業の見学、運転席で制服制帽を着用しての記念撮影などができる。また島原駅では高速バス運転席での記念撮影もある。
 島原船津駅には駐車場がないため、鉄道やバスでの来場を呼びかけている。同社は当日、島原-島原船津間で臨時列車を運行する。列車利用者以外は駅入場料(大人150円、小学生以下無料)が必要。担当者は「こどもの日なので、多くの家族連れや鉄道ファンに来場してもらいたい」と話している。

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