市内寄付者に返礼品を発送 一関市、ふるさと納税で不適切処理

 岩手県一関市は2日、ふるさと納税事業で、本来は対象にならない市内に住所がある寄付者に返礼品を送るミスがあったと公表した。発送時の確認不足と委託業者への適切な指導がなかったことなどが原因。返礼品は日用品や食料品だったため、返品などは求めない。

 2020~22年度に計35件、26人への誤送付があった。金額は計11万3020円分で、送料を加えた総額は15万503円。市は送付済みの寄付者に対して、謝罪の文書を送る。

 市によると、4月25日に返礼品発送の問い合わせがあり、ミスが発覚した。

© 株式会社岩手日報社