死亡事故が増加 県警「危機的」 GW後半へ注意呼びかけ

「脇見・ぼんやり事故のもと」などと安全運転を呼びかける電光掲示板=大村市杭出津2丁目

 県内で交通事故が増加している。県警交通企画課によると、今年1月から4月までに発生した交通事故は863件(前年同期比38件増)。同26日までの死亡事故は13件(同6件増)で、増加率は全国ワースト1位だった。
 3日からのゴールデンウイーク(GW)後半は、イベントや帰省などでさらに交通量が増えると予想され、同課は「県内の交通事情は危機的状況。車、歩行者、全ての人が注意し、事故をなくしていく努力が必要」と呼びかけている。
 同課によると、863件の事故のうち、「わき見・ぼんやり運転」など安全運転義務違反が7割以上を占めた。事故の種類では「追突」が4割で最多。幹線道路での事故が多いという。
 歩行者が巻き込まれる事故も多発しており、同課は「左右確認」「横断歩道を通る」など歩行者側にも最低限のルールの徹底を求めている。

© 株式会社長崎新聞社