飲酒の機会が増えるゴールデンウィークにあわせて、県警は、飲酒運転の取り締まりを実施しました。
米田健太郎 記者
「広島市 安佐南区の大町にある交差点です。検査機を使った飲酒運転の検問が行われています」
広島市 安佐南区の県道です。2日夜は、検問とあわせて飲酒運転をしないよう注意を促すためのチラシも配布されました。
今回、検問が行われた場所の近くでは、2011年5月2日の夜、帰宅中の男子高校生が飲酒運転の車にはねられ死亡する事故がありました。
これを受けて事故の現場付近では、毎年、5月2日に検問が実施されています。
安佐南警察署 青木小太郎 交通課長
「(飲酒運転が)いまだなくならないというところは、厳しい現状だなと受け止めている。休みに入って飲酒する機会も多くなると思うが、飲酒運転は絶対にしないでほしい」
2日夜は、およそ240台に検問を行いましたが、摘発されたケースはありませんでした。
県警によりますと、広島県内で去年5月に報告された飲酒運転の検挙件数は29件で、そのうち4件は人のけがが絡む事故だったということです。