憲法を守っていく?変えていく? シール投票や集会で護憲派・改憲派それぞれが憲法を考える

憲法記念日の3日、広島県内でも憲法を守ろうという立場、変えていこうという立場、それぞれが集会などを開き、憲法について考えました。

小林康秀 キャスター
「観光客が多く訪れている平和公園です。きょうは憲法記念日ですが、ウクライナ情勢が長期化している中でみなさんの意識は変化があるんでしょうか」

元安橋では、現在の憲法を変えずに守ろうという、護憲派の市民団体がシール投票を行いました。毎年、行っているもので、ことしは防衛費の増額やそのために増税を行うことについて賛否を問いました。

「反対」に投票
「争いのない世の中がいいです。それだけです」
「戦争に反対という形で貼らせていただきました」
「戦争はダメだって思った」

「分からない」に投票
「正直、いろいろ複雑になっている中で、いろんな要素がある中で難しいなって」

およそ30分間行われたシール投票では、反対が賛成を大きく上回りました。

シール投票を実施 小笠原伸江 さん
「ぜひ、みなさんに憲法がわたしたちを守ってくれてるんだということを実感していただきたいと思います」

一方、広島市安佐南区では、憲法改正を掲げる自民党の支部が「座談会」を開きました。会では 岸田文雄 総裁がビデオメッセージで「憲法改正は容易なものではない」としつつも、こう呼びかけました。

自民党 岸田文雄 総裁(広島1区)
「憲法のありようを社会の大きな変化の中で見直していく。その姿勢が求められている」

自民党は、憲法に自衛隊を明記することや、大規模な災害などの「有事」に対応するため緊急事態条項を新設する必要があると主張しています。座談会を主催した 石橋林太郎 衆議院議員(比例中国)は…。

自民党 石橋林太郎 衆院議員
「(災害などが)発生したときにしっかり対応できる準備・ルールを作っていかなければいけない。主権者である国民が判断するので、わたしたちの考え方、判断してもらう材料を示せたら」

憲法を守っていく…、変えていく…。あなたはどう考えますか?

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