憲法記念日 水戸でデモ行進

プラカードを持ちシュプレヒコールを上げるデモ参加者ら=水戸市の国道50号大工町交差点付近

憲法記念日の3日、水戸市内で護憲派の集会やデモなどが行われた。

同市緑町の茨城県立青少年会館では「憲法擁護市民のつどい」(県平和フォーラム、茨城平和擁護県民会議主催)が開かれた。約150人の参加者を前に、同フォーラムの鈴木博久代表があいさつ。台湾有事への懸念やロシアのウクライナ侵攻を巡る国内の動きを巡り、「憲法9条の戦争の放棄について『改悪』を遂げようという状況が切実になってきた」と強調、その上で「平和憲法を変えさせない。全国や地域での取り組みを共にやっていきたい」と護憲を呼びかけた。不戦をテーマとする講演も行われた。

デモには約80人が参加し、同市内の国道50号を大工町交差点付近からJR水戸駅方面へ行進した。横断幕やプラカードを掲げながら「9条を守ろう」「戦争する国、絶対反対」などとシュプレヒコールを繰り返した。

同市内ではほかに、「憲法フェスティバル」(同フェス実行委員会主催)が千波湖で開かれ、講演など行われた。

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