北部九州総体 長崎県実行委設立 2024年夏、万全の態勢で本番を

北部九州総体のPRチラシ

 2024年夏に北部九州ブロック(長崎、大分、福岡、佐賀)で開催されるインターハイ(北部九州総体)の長崎県実行委員会設立総会が4月26日、県庁で行われ、03年長崎ゆめ総体、13年の1巡目北部九州総体以来、3度目の地元インターハイに向けて万全の準備をしていくことを確認した。
 大会スローガンは「駆け上がれ夢の舞台へ 燃え上がれ若人の魂」。期間は7月21日~8月12日で、全30競技中、長崎県内で卓球、ソフトボール(大村市)、ソフトテニス、アーチェリー(長崎市)、ボート、重量挙げ(諫早市)、弓道(島原市)、空手(佐世保市)、ホッケー(東彼川棚町、佐世保市)の9競技を実施する。
 設立総会では、実行委会長の中﨑謙司県教育長が「スポーツの力で新しい長崎をつくる、という思いを共有しながら、取り組んでもらいたい。心のこもったおもてなしも含めて、万全の態勢で本番を迎えたい」とあいさつ。事務局が準備経過、基本方針などを報告した。
 引き続き開かれた第1回総会では、約1万人の選手らに加えて、延べ約10万人の観客の来県が見込まれていることなどが報告された後、委員らが意見交換。3月末に大村市で全国高校選抜大会を開催した県ソフトボール協会の米倉博理事長は「応援席の確保をはじめ、宿泊や食事、輸送、交通などについて配慮が必要」と受け入れ側の準備の大切さを強調した。
 このほか「来県者に長崎に来て良かったと思ってもらえることが重要」「県全体に好影響を与えるような大会にすべき」などの意見が出ていた。

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