米NYT「多くの韓国人女性が米軍の性奴隷になった...政府が助長」

朝鮮戦争当時、韓国に駐留した米軍を相手に性売買に従事した韓国女性たちの歴史について米有力紙が取り上げた。

(参考記事:「旭日旗は止めて」米在住の韓国人小学生、スミソニアン博物館に当該映像を削除させる

米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は2日(現地時間)、「米軍兵士たちのために作られた残酷な性売買」というタイトル記事を掲載し、「自国の指導者たちが共謀した中で、女性たちが強制、欺瞞、あるいは絶望の中で売春に追いやられた」と報じた。聯合ニュースなど韓国メディアもこれを引用し伝えた。

NYTの当該記事:https://www.nytimes.com/2023/05/02/world/asia/korea-us-comfort-women-sexual-slavery.html

NYTは「第2次世界大戦当時、韓国と他のアジアの女性たちが日本によって性奴隷として強制的に連れ去られた」と言及した上で、「日本の植民地支配が終わった後も、韓国では別の女性に対する性的搾取が続いた」と説明した。

その上で、「朝鮮戦争当時、韓国軍のための特殊慰安婦組織があり、米軍が主導する国連軍のための慰安所もあった」とし、「戦後、これらの多くが米軍部隊の周辺に建てられた『基地村』(gijichon)、つまりキャンプタウン(camp town)で働いた」と指摘した。

ある女性は17歳だった1977年に3人の男に誘拐され、東豆川基地村に収容され、5年間性売買の仕事をするしかなく、バレリーナの夢も諦めることになったという。

NYTは、韓国政府が外貨獲得のために基地村の性売買を助長し、実際に1970年、米政府は韓国が米軍駐留に伴う性売買などの事業で年間1億6千万ドルを稼いでいると集計した。

聯合ニュースは「当時の韓国の輸出額が年間8億3千5百万ドルだったことに比べれば、かなりの額だ」とし、「当時、国内(韓国)の新聞が基地村の女性たちを『違法、悪質、必要悪』と批判しながらも『ドル稼ぎの逆賊』と称賛するなど、これら『米軍慰安婦』の存在を認める雰囲気だったということだ」と伝えている。

この報道をみた韓国のネットユーザーからは「「弱く、分裂した国は、女性と子供が最も大きな被害を受けるようだ」「NYTがなぜ世界的に信頼されているのかが分かる記事だ。隠蔽よりも真実を明かすことが自国のためなんだ」「日本に利する記事だな」などのコメントが投稿されている。

(参考記事:韓国紙「慰安婦問題で強制か自発かは本質ではない」「当時日本に公娼制あったが国際法違反」
(参考記事:韓国教授「日本の有名寿司チェーンが《独島エビ》という名の寿司を販売」「良い先例になる」
(参考記事:「独島ドットコムと入力すると竹島に飛ぶ…」「ドメインを日本が占拠した」韓国紙一斉に報じる

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