目指せ一番札! 元気いっぱい 石段駆け上がる 諏訪神社 長坂のぼり

元気いっぱいに長坂を駆け上がり、一番札をつかむ子ども=長崎市、諏訪神社

 子どもたちの健やかな成長を願い、長崎市上西山町の諏訪神社で5日、4年ぶりに長坂のぼり大会があり、栄えある「一番札」を目指す子どもたちの熱戦が繰り広げられた。
 氏子有志による実行委員会(山口雄介会長)主催。幼稚園・保育園の年中から小学6年までの約250人が学年別に競走した。
 「上ってこ~い」と、大声援で観客が会場を盛り上げる中、年男・年女に当たる6年生のレースで幕開け。太鼓の合図で一の鳥居から拝殿近くのゴール「縁起門」まで計163段の最長コースを駆け上がった。
 第1レースで一番札をつかみ取ったのは、市立飽浦小6年の小林美子さん(11)。これまでの大会で一番札を獲得している2人の兄から受けた「とにかく足を上げていけ」というアドバイスが奏功し、ラストチャンスをものにした。「練習通り、1段飛ばしで上ったのが良かった。とてもうれしい」とはにかんだ。
 一番札獲得者は大きな板に名前が記され、同神社の大門に1年間掲げられる。

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