広島カープ G7サミットに伴い 2週間の長期遠征へ 連休 負け越しも リリーフ陣に光

最下位予想も多かった広島カープですが、そんな下馬評を覆し、“鯉の季節” に3位で突入! 連休中の5日(金)は、2位・阪神との直接対決に臨みました。

5月5日のこどもの日、今シーズン最多およそ3万1000人の観客が詰めかけたホーム・マツダスタジアムで子どもたちにいいプレーを見せたいカープの1回の守り。

今シーズン、ここまでなかなか勝ち星に恵まれない先発・遠藤淳志 が、2アウトからヒットで出塁を許すと、阪神の4番・大山に手痛い一発を浴び、いきなり2点を先制されます。

反撃したいカープは、その直後の1回裏、先頭打者の 菊池涼介 、続く2番の 上本崇司 の1・2番の連打でチャンスを作ります。

しかし、2アウト後、阪神先発・大竹の牽制に上本がひっかかり、さらにそのすきを見てホームを狙った3塁走者の菊池がタッチアウト。大きなチャンスがあっという間に消えてしまいました。

3回、遠藤は、再び2アウトからランナーを出すと、今度は5番・佐藤輝明 に逆方向に放り込まれ、0対4とさらにリードを広げられます。遠藤は、今シーズン最短となるこの回で降板。翌日、2軍での再調整が決まりました。

一方、遠藤の後を受けたリリーフ陣ですが、2人の投手がキラリと輝きます。まずは遠藤の後を受け、4回から登板した ケムナ誠 。2イニングを投げて、許したヒットは1本。2つの三振を奪い、無失点で試合を立て直します。

さらに7回、4番手で登板した 大道温貴 は、自慢のストレートを武器に2イニング・打者8人に投げて、5つの三振を奪います。これで大道は、1軍昇格後、4試合に投げて無失点、奪った三振は12と首脳陣に対し、強烈なアピールが続きます。

しかし、試合は、打線が阪神の投手陣を打ち崩せず、今シーズン2度目の3連敗となったカープ。広島サミット開催に伴い、9日から2週間という長期遠征がスタートします。

※ 6日(土)・7日(日)の試合は雨のため中止

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