B1リーグ最終戦 超満員! 強豪相手に劇的ラスト 広島ドラゴンフライズ

西地区4位の 広島ドラゴンフライズ は、レギュラーシーズン最終節を2日連続で4000人超えの超満員の地元で戦い、劇的なフィナーレを迎えました。

6日(土)ゲーム1 広島 vs. 琉球

一進一退から カイ・ソット の高さを生かしたシュートでリードします。

第1クォーター終了間際には ブラックシアー が、オフェンスリバウンドからシュートを決めてリードを3点に。しかし、課題のリバウンドは、広島の26本に対し、琉球の45本と大苦戦。

逆転されると最後まで追いつけず、7点差で敗戦。琉球は、西地区優勝。6連覇を達成しました。

7日(日)ゲーム2 広島 vs. 琉球(西地区最終戦)

坂上俊次 アナウンサー
「ドラゴンフライズは、順位は決まっていますが、チャンピオンシップに向けて地区優勝の琉球との対戦。チケットは完売です」

ポストシーズンへの試金石となる最終戦、満員の観衆に選手たちが応えます。立ち上がりは、古巣の琉球相手に燃える エバンス が、強烈なダンクシュートあり、速攻ありの大活躍。開始早々14点リードを奪います。

しかし、日本一へ向け足踏みは許されない琉球が地力を見せつけます。第1クオーターには怒涛の4連続ポイントで猛然と反撃開始。第3クオーターにはスターティングメンバーに戻した琉球にスリーポイントも決められ、一時は逆転されます。

第3クオーター終了時に60対60の大接戦。最終第4クオーターも琉球のペースで進みますが、エバンスのダンクなどでなんとか食らいつくと、ドラゴンフライズ史上、B1最多の4571人が来場したアリーナは、とんでもない最終盤を迎えます。

70対70の同点に追いつかれ、残り13.4秒。上澤俊喜 の劇的ブザービートでドラゴンフライズが勝利。今週末のチャンピオンシップに弾みをつけました。

広島ドラゴンフライズ 上澤俊喜選手
「あまりブザービートを決めるという経験が、決めて勝つという経験がなかったので、もう本当に一番最高の瞬間でした。みんなが頭をクシャクシャにしてくれて、ハイタッチもすごい。本当に勝てて終われたのが本当によかったです」

― 広島ドラゴンフライズは、西地区4位でBリーグ初のチャンピオンシップ進出が決まりました。初戦の相手は、リーグトップの勝率で通過した去年の覇者・最強の千葉ジェッツです。今週土曜日からアウェイで2戦先勝方式のトーナメントに挑みます。日本を代表するポイントガード富樫などタレントぞろいのチームにどんな戦いを見せてくれるのか、期待しましょう。

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