横須賀・三浦学苑に48年ぶり校内食堂「復活」 屋上にテラス席やテイクアウトも 15日から

真新しいカフェテリアで昼食を取る教職員ら=三浦学苑高校

 三浦学苑高校(神奈川県横須賀市衣笠栄町、約1300人)にカフェテリア「ミウラズ・キッチン」が8日、プレオープンした。魅力ある学校づくりの一環で、48年ぶりの校内食堂。屋上にはテラス席も用意され、15日から本格オープンする。

 鉄筋コンクリート平屋のカフェテリア棟は校舎中央の中庭だった場所に建てられ、延べ床面積約450平方メートル。落ち着いた雰囲気の中で多様なタイプの200席があり、テラス席も最大100席が設けられる。

 食堂は昼食時間帯のみ料理を提供し、定食のセットメニューは500円。ほかにバラエティー(400円)やヌードル(380円)、小鉢などがある。一部はテイクアウトもできる。

 同校ではかつて別の場所に校内食堂があったが、契約上の問題で廃止した。今回、調理室などの設備も全て学校側が整備し、業者に運営を委託する形で“復活”した。総事業費は約3億5千万円。

 8日は教職員を対象にプレオープンし、好みのメニューを試食した。同校では「昼食は弁当が基本だが、カフェテリアのオープンで選択肢が増えた。営業時間外にも多目的に使える。生徒たちの憩いの場になれば」と期待している。

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