5月8日から新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5類に移行しました。3年あまり続いたコロナ禍の大きな転換点を迎え街や企業に、どのような変化があったのでしょうか?
8日8時すぎの品川駅…新型コロナウイルスが感染症法上の「5類」に移行して最初の出勤です。マスクの着用は多くの人が継続しているようで、着用が個人の判断に委ねられることになった3月13日と比べても大きな変化は見られませんでした。
街からは…
「自分の自己防衛のためにも、マスクしたほうが良いのかなと思います」「やっぱり電車とか乗るときは、多くの方、自分も含めてマスクつけたままですし、大きな変化と言われると実感はないかなと」
その一方で「マスクを着けない人が増えている」と感じている人も。
「外歩く時とか、最近は電車とかでもあまり気にしないでつけない人が多いです」「マスクが皆さんいらなくなったので、ちょっと明るくなったのかなという感じ」
コロナ禍の3年をTOKYO MXが取材し続けた、神田にある飲食店「にほんしゅほたる」店長の山畑さんは、この5類移行を心待ちにしていたと話します。
にほんしゅほたる山畑店長:「長かったですね。コロナじゃない頃を思い出しても、遠い昔のような感じがします」
休業要請や酒類提供の禁止など、コロナの大きな波にもまれてきた飲食店。5類移行によって、制限のない自由な営業へと戻ることになります。
この店では3月にパーティションを取り外すなど、店内のコロナ対策を緩和してきましたが、入店時のアルコール消毒は今後も継続していく予定です。
山畑店長:「ただ5類に変わっただけで、コロナが全く終わったわけではないと思ってるので、その点は飲食店の従業員として緊張感を持っていきたいと思っております」