地元の食材使い こだわりメニュー 雲仙宮崎旅館 11日にカフェオープン

地元産にこだわったメニューを提供する「BON VOYAGE CAFE」=雲仙市、雲仙宮崎旅館

 長崎県雲仙市小浜町雲仙の雲仙宮崎旅館は11日、宿泊客のほか、観光客も立ち寄ることができる「BON VOYAGE CAFE(ボンボヤージュカフェ)」を同館1階にオープンする。島原半島の食材をふんだんに使ったこだわりメニューを波佐見焼の食器に盛り付ける。9日、報道関係者向けに内覧会があった。
 ボンボヤージュとは「良い旅を」を意味するフランス語。雲仙を旅する中でほっとするひとときを提供したいという思いを込めた。

フレンチプレス式で飲む珈琲と雲仙ほうじ巻ケーキ。波佐見焼のコーヒーカップは香りを楽しむため飲み口を小さくしたオリジナル

 座席は16席。「珈琲(コーヒー)」(550円)は、西彼時津町の「カリオモンズコーヒーロースター」が独自にブレンドした豆を使用。「雲仙のように自然と共存する甘く優しい風味」をオーダーした。金属製フィルターでこすフレンチプレス式のため、コーヒー本来の油分やうまみを楽しめる。
 雲仙産の煎茶や紅茶をはじめ、地元ほうじ茶を練り込んだロールケーキ「雲仙ほうじ巻ケーキ」(450円)などカフェ専属のパティシエによるスイーツも。南島原の麺を用いた「島原うどんと雲仙いなり」(お茶付き1600円)、地元産鶏肉を自家製ヨーグルトに漬け込んだ「スパイスカレー」(自家製マンゴーラッシー付き1300円)などランチメニュー(数量限定、平日・土日祝)もある。
 宮崎高一社長は「今後はテイクアウトも考えており、コーヒーを手に雲仙地獄巡りをしてもらえたら。地元のおいしい食とくつろいだ雰囲気を楽しんでほしい」と話した。
 営業時間は午前11時~午後4時。不定休。雲仙宮崎旅館(電0957.73.3331)。

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