VARで珍事!ジャカ兄、イエロー2枚で退場後、ピッチに呼び戻されて一発退場宣告…ブチキレも謝罪し、主審も反省

中田浩二や柿谷曜一朗もプレーしたスイスの名門バーゼル。

7日に行われたチューリッヒ戦に0-2で敗れたのだが、終盤に両チーム合わせ4人の退場者が出るなど荒れ模様の一戦となった(以下画像はSoccerwayから)。

特に話題になっているのが、タウラント・ジャカの退場劇。

後半アディショナルタイムに2枚目のイエローカードを受けて退場になったのだが…。

相手を引き倒した後に別の選手に頭突きを食らわせる…ジダンがマテラッツィにやったのと同じ感じだ。

当初、主審は2枚目のイエローで退場にしていたが、VARで頭突きシーンを確認。ロッカールームに引き上げていたジャカをわざわざピッチ上に呼び戻したうえで一発レッドカードをあらためて提示した。

退場が取り消されると思い込んでいたジャカは唖然となった後に呆れたような笑みを浮かると通路内でブチキレ…。

アーセナルのグラニット・ジャカの兄であるタウラントはその後、リーグから8試合の出場停止処分を宣告された。

彼は「昨夜の失態をお詫びしたい。自分は感情的な選手だ。ピッチ上では一歩も引かずにチームのために全力を賭す。俺たち選手もある状況に対しては感情的に反応する生身の人間だ。それと同時にピッチ上で俺や家族に対する侮辱があっても常軌を逸した行動は正当化できない」と謝罪している。

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ただ、主審も謝罪する事態になった。バーゼル側は後半45分すぎに相手に与えられたPKの判定に激怒していたが、主審はそれが誤審だったと認めたのだ。

また、混乱状態のなかでジャカの頭突きに気付けず、ロッカールームから彼を呼び戻すことになったことについても「心中は惨めさで一杯だった」と自己批判していたそう。

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