地域おこしに一役 集まれカブ愛好者 矢板・片岡で21日

開催会場となる空き地でチラシを手にする鈴木さん

 ホンダの二輪車、スーパーカブの県内の愛好者がバイクを持ち寄って集うイベント「片岡カブ広場」が21日、矢板市のJR片岡駅西側の空き地で開催される。地元市民グループの協力で、広々とした場所を確保し、フリーマーケットも同時に実施される。主催者は「片岡を盛り上げるためにもなる。大勢集めたい」と意気込んでいる。

 主催するのはスーパーカブ愛好者グループ「カブ主クラブ」(坂井利光(さかいとしみつ)、山本拓(やまもとひろし)共同代表)。これまでは古い自動車愛好者の集いに併せて那須町でイベントを開いていたが、近年人気が高まっていることなどから初めて独立させた。

 スーパーカブを含むカブ・シリーズ、その他のミニバイクも参加可能。カブ・シリーズ(排気量50、110、125cc)は種類が豊富で、愛好者はカスタマイズして楽しむ傾向もあるという。

 カブ主クラブは、会場を探す中で、市民グループ「片岡もりあげ隊」メンバーで自らもバイク、モンキーの愛好者グループを主宰する鈴木忠(すずきただし)さん(62)=矢板市越畑、自動車販売・修理業=と出会い、今回の開催に結びついた。片岡駅から約300メートルの空き地は地元協力者から無償で借り受けた。

 共同代表の山本さん(52)=宇都宮市氷室町、会社員=は「カブは十人十色。自慢のバイクを持ち寄って情報交換の場になれば。バイク事故を減らす啓発にもつなげたい」と話す。

 午前7時から。参加無料。当日直接会場へ。雨天中止。ただしフリーマーケットは原則、軽トラックで参加し、1台2千円の参加費と事前の申し込みが必要。(問)鈴木さん080.1138.1741。

 

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