インドネシア・ガルト県知事が来県 いちご園など視察 鹿沼

イチゴを試食するルディ県知事(右)ら視察団

 栃木県鹿沼市と昨夏、親書を交わしたインドネシア・ガルト県の知事ら視察団が10日、市を訪れ、酒野谷の「出会いの森いちご園」などを視察した。

 ガルト県はジャワ島西部の西ジャワ州にあり、人口約270万人。市はインドネシア大使館と親交のある府所町のアルミニウム精錬業「加藤工業所」を通じて昨年7月、同県などと親書を交換している。

 この日はルディ・グナワン知事(61)ら約10人が訪問。佐藤信(さとうしん)市長らと会食した後、同園を視察した。イチゴハウスの見学時には「農薬を使っているのか」「畝は土で出来ているのか」などの質問が上がった。

 熱帯性気候のインドネシアでは酸味の強い夏イチゴの栽培がメインという。ルディ知事は5品種のイチゴを試食し「(インドネシアのイチゴと比べて)甘くておいしい。特にとちひめを気に入った」と話していた。視察後、栃窪の鹿沼錦鯉(にしきごい)公園に移動し、ルディ知事の趣味のニシキゴイを観賞した。

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