ウイルス除去名目で20万5千円 70代女性がニセ電話詐欺被害

 時津署は12日、パソコンのウイルス除去を名目に、長崎市の70代女性会社員が20万5千円分の電子マネーをだまし取られるニセ電話詐欺(架空料金請求)事件が発生したと発表した。
 同署によると11日、女性が西彼長与町の会社で勤務中、使用するパソコンに警告音とともに「警告」などのメッセージが表示された。女性が指定された電話番号に連絡したところ、片言の日本語を話す女から「ウイルスに感染している」「再起動するにはお金が必要」「グーグルプレイカードを購入してコードを入力して」などと虚偽の説明があった。
 信じた女性は同日、コンビニで5回にわたり計20万5千円分の電子マネーを購入。コード番号を相手に伝え、だまし取られた。その後、電話先の女から「支払金の返金ができる」と虚偽の説明を受け、女性が近くの郵便局を訪れた際、異変に気付いた局員が110番し発覚した。
 同署は「『ギフトカードで支払えばウイルス除去できる』は全て詐欺」と注意を呼びかけている。


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