印象さまざま 海面に立つ「玉石」何に見える?  川棚・立目浦

大崎半島の入り江にある「玉石」=川棚町小串郷

 東彼川棚町の大崎海水浴場の裏に、立目浦という波静かな入り江がある。シーカヤックの穴場スポット。その入り口には丸みを帯びた岩が海面に立っている。
 「玉石」と呼ばれる岩には二つの突起がある。ネコやカエル、アニメのキャラクター、波佐見町のマスコット「はちゃまる」-。見る人の感性で抱く印象はさまざまなようだ。
 「高さは3、4メートル。かつて松の木も生え、すねかじり岩とも言った」と教えてくれたのは、近くの急須生地職人、松本幹雄さん(69)。「愛着のあるやさしい形。浸食でだいぶやせたけど、いつまでも見続けたいね」と昔に思いをはせていた。

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