詐欺防止電話機、母の日にいかが 栃木県警が家電量販店でPR

防犯機能付き電話機を説明する県警の警察官(左)=13日午前、宇都宮市今泉町

 特殊詐欺被害防止に向けて、県警は13日、防犯機能付き電話機の設置を促進する「母の日キャンペーン」を始めた。県内の家電量販店コジマ×ビックカメラ全12店舗で、販売特設ブースを設けている。14日まで。

 同電話機は自動録音などの機能があり、県内の設置家庭で特殊詐欺被害は確認されていない。キャンペーンは、県警から普及促進アドバイザーの委嘱を受けたコジマと電化製品卸販売のパナソニックマーケティングジャパンが協力した。

 宇都宮市今泉町の宇都宮本店は1階に特設ブースを設置。同電話機のほか、玄関前の映像を記録しながらスマートフォンで来訪者の応対ができるインターホンなどを展示した。

 同店では県警生活安全企画課や宇都宮東署の警察官計6人が広報活動を行い、県警のマスコットキャラクター「ルリちゃん」も参加した。同課の黒嶋聡(くろしまさとし)犯罪抑止対策官は「防犯機器を贈り、家族の絆を強めながら被害防止に努めてほしい」と呼びかけた。

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