【新潟市で東京支社・細川克也】鈴木俊一財務相（衆院岩手2区）は13日、新潟市の朱鷺（とき）メッセで開かれた先進7カ国（G7）財務相・中央銀行総裁会議の閉幕後に記者会見し「広島サミットにつながる多くの具体的な成果に合意できた」と総括した。
採択した共同声明では、米欧で広がった金融システム不安に向け、金融安定維持へ適切な行動を取る用意があるとした。鈴木氏は「金融システムは強靱（きょうじん）との認識を共有した。その上で引き続き警戒し、動向を注視する」と述べた。
ロシアからの侵攻を受けるウクライナへの支援についても協調を深めたことを説明し「揺るぎない支援を改めて確認した。G7がより結束して対応していくことをしっかり確認できた」と強調した。
会議は3日間にわたり開催。日本は議長国を務め、鈴木氏と植田和男日銀総裁が出席した。
