インテルからミランへ「直接移籍した最強の6選手」

先週からUEFAチャンピオンズリーグの準決勝で戦っているミランとインテル。同じ街のライバルが欧州のファイナルへの切符を巡って争っている。

今回は『acmilaninfo』から「インテルからミランへ直接移籍したベストプレーヤー」を紹介しよう。

クラレンス・セードルフ

インテル所属:2000~2002

ミラン所属:2002~2012

3つのクラブでチャンピオンズリーグを制覇した世界唯一の選手(アヤックス、レアル・マドリー、ミラン)で、しかもミランでは2回欧州王者に輝いている。

スピード、パワー、テクニックの三拍子に加えて知的でもあったオランダ代表MFは、ミランを離れたあとにブラジルへと渡ったものの、監督就任のオファーを受けて引退。指導者として古巣に復帰している。

アンドレア・ピルロ

インテル所属:1998~2001

ミラン所属:2001~2011

インテルに所属したときには攻撃的MFとして信頼されず、あまり活躍できなかったピルロ。ローン移籍を経て2001年にミランへと加入すると、「レジスタ」という深い位置からのプレーメーカーとして大ブレイクした。

カルロ・アンチェロッティ監督の下で世界的な選手に成長し、その後ユヴェントスでも長く中心選手として活躍。2006年にはイタリア代表のワールドカップ優勝に大きく貢献した。

クリスティアン・ヴィエリ

インテル所属:1999~2005

ミラン所属:2005~2006

「ボボ」の愛称を持つイタリアの重戦車ストライカー。圧倒的なフィジカルを武器にディフェンスラインを豪快に破壊するプレーが特徴で、凄まじい威力のシュートでゴールを量産した。

インテルではキャリアの最盛期を過ごし、190試合で123ゴールを奪取。その後ミランへと直接移籍したが、残念ながらほとんど活躍することができず、セリエAで最も残念な選手に与えられる「金のバケツ賞」に選ばれている。

クリスティアン・ブロッキ

ミラン所属:1994~1998、2001~2008

インテル所属:2000~2001

ミランの下部組織出身のブロッキ。クリスティアン・ヴィエリとは親友であることでも知られる。ミランでプロデビューしたがローン生活を送り、2000年にインテルへ。

ただ彼を求めたリッピ監督が解任されたために出番を失い、1年間で退団。古巣のミランへと復帰し、中盤の様々なポジションをこなすユーティリティプレーヤーとして長くチームを支えた。

サリー・ムンタリ

インテル所属:2008~2012

ミラン所属:2012~2015

活躍した選手はたくさんいるが、ムンタリほど愛された選手もいない。ポーツマスから2008年にインテルへと移籍した彼は、ピッチ上で活躍を見せる一方、時には2分で2枚のカードを貰って退場するなど不可思議なところもあった。

そしてサンダーランドへのローン移籍を経て2012年にミランへと移籍。3シーズン半に渡ってプレーし、時に印象的な活躍をする一方で、突如謎の退場をする傾向は全く変わらなかった。

ジュゼッペ・ファヴァリ

インテル所属:2004~2006

ミラン所属:2006~2010

ラツィオで12年にわたってプレーしたレジェンドであるが、2004年に32歳でインテルへと移籍。すでにベテランであったものの、それからファビオ・グロッソが加入するまでレギュラーとしてプレーした。

【関連記事】泣く子も黙るミラン最強のFWたち

そして2006年にはライバルのミランへと移籍。サイドバックとしてはバックアップの立場ではあったが、信頼できる選手としてよく起用され、センターバックとしてもプレーした。そして2010年に現役引退している。

© 株式会社ファッションニュース通信社