男性1人から10年にわたり固定資産税を過大に徴収 17万円を還付へ

舞鶴市役所

 京都府舞鶴市は17日、市内の男性1人から10年間にわたって固定資産税を過大に徴収していたと発表した。課税システムへの入力ミスが原因で、市は利息分を含めた約17万円を男性に還付する。

 男性は2012年に農地約80平方メートルを宅地に転用して農業用倉庫を建設。農業振興地域に当たるため、本来は固定資産税が軽減される「農業用施設用地」としてシステムに入力すべきだったが、職員が入力コードを誤って税率の高い「通常宅地」に登録した。

 今年4月下旬に男性が問い合わせて過大徴収が判明。市は13~22年度分の差額を返還する。市税務課は「複数の職員による入力チェックを徹底して再発防止に努めたい」としている。

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