タクシー運賃 長崎県離島も値上げへ 九州運輸局、改定必要と判定

 九州運輸局は17日、長崎県内本土に続き、離島地域についてもタクシー運賃の改定が必要と判定したと発表した。約6カ月間の各事業所への調査や引き上げ幅の審査などを経て、新運賃を公表する見通し。値上げは2020年2月以来となる。
 同局によると4月19日までに離島地域の長崎Bブロック(30事業者、所有車両207台)のうち、16事業者149台が運賃の引き上げを申請。審査開始の要件となる車両数ベース7割以上に達したため、審査の結果、運賃改定が必要と判定した。
 現在の同ブロックの上限運賃は初乗り(距離1.3キロ)で600円で、距離367メートルにつき90円を加算。これに対し、16事業者から、初乗り(同距離)運賃は最大700円、加算距離は最短282メートル、加算運賃は最大120円の変更申請が出ている。
 同局は3月、本土地域で運賃改定が必要と判定した。

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