茨城県稲敷市特産の「江戸崎かぼちゃ」の出荷が17日、同市羽賀のJA稲敷中央集荷場で始まった。カボチャは同JA江戸崎南瓜部会(池延美千男部会長)の部会員による最終確認後、首都圏の市場に出荷された。
江戸崎かぼちゃは、ほくほくとした食感と強い甘みが特長。一般的なカボチャと異なり、畑で完熟させてから収穫、出荷する。2015年に高品質の農産物などを保護する国の「地理的表示(GI)保護制度」に指定された。
この日はカボチャ60箱(1箱10キロ)が集荷場に運び込まれ、部会員たちが傷の有無や完熟具合を目視で確認。出荷の最盛期は6月で、7月末までの出荷量は約300トンに上る見通し。池延部会長は「今年もおいしくできたので、味わってもらいたい」と話した。