新技術を発信 MEX金沢開幕

最新機器が展示され、にぎわう会場=18日午前10時50分、石川県産業展示館4号館

 石川県鉄工機電協会の機械工業見本市「MEX金沢2023」は18日、金沢市の県産業展示館3、4号館で始まった。県内外の企業が最新の加工機械やロボットなどを展示し、来場者に売り込んだ。

 59回目の今回は「技術と歩もう 未来への道」をテーマに、179社、団体が715ブースを設けた。自動搬送車(AGV)や、人工知能(AI)を搭載したロボットなど、製造現場の自動化、省力化を進める機器が並んだ。

 資源ごみを自動で分別する機械や、飲食店での迷惑行為を防止するすしレーンなど、社会課題に対応した技術も注目を集めた。

 県産業展示館1号館では併催イベントとして、工業系高校や大学を紹介する展示や、ロボットによるデモンストレーションが繰り広げられた。

 開会式で中村健一会長があいさつし、馳浩知事、村山卓金沢市長が祝辞を述べた。20日まで。

  ●創造フェアも

 県産業展示館2号館では18日、県産業創出支援機構(ISICO)の「ビジネス創造フェアいしかわ2023」も3日間の日程で開幕した。県内の中小企業などが84ブースを設け、高い技術力をアピールした。県外の発注企業と出展企業とのマッチングを図る企画も実施した。

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