アサギマダラ次々飛来 木城老人クラブ会員宅

シマフジバカマに止まるアサギマダラ

 木城町の友愛老人クラブ(杉尾康雄会長、19人)の会員宅に、長距離を移動するチョウ・アサギマダラが次々と飛来し、会員らの目を楽しませている。
 アサギマダラは春に北上、秋に南下する。会員たちは3年前から、アサギマダラが好むフジバカマなどを植栽。会員の松原義寛さん(77)より提供を受け、昨秋からは春に花を咲かすシマフジバカマの苗を育ててきた。
 中原地区の農業、大橋健一(82)、明(あき)(82)さん宅では4月18日に3匹確認。今月17日は約30匹が飛来し、シマフジバカマの周りを飛び交っていた。
 シマフジバカマは霜に弱いため、健一さんはビニールや毛布、こたつ布団で覆う対策を怠らなかった。明さんは「昨秋はチョウの数が少なかったのでうれしい。毎日見るのが楽しみ」と話す。アサギマダラは今月いっぱい見られそう。

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