【フィリピン】シェブロン、国有地リース契約を25年延長[資源]

フィリピン貿易産業省傘下の投資機関、国家開発公社(NDC)は17日、米系石油大手シェブロン・フィリピンと締結した国有地のリース契約を2050年まで25年延長することで合意したと発表した。

シェブロンは国家開発公社との合弁会社バタンガス・ランド(BLCI)を通じ、マニラ首都圏南方のバタンガス州サンパスクアルにある工業団地に石油輸入基地を建設した。120ヘクタールの国有地を借り受けている。現行のリース期間は25年9月末まで。

リース契約を巡っては、政府に不利な内容が含まれているとして、財務省が20年に打ち切る方針を示していた。

国家開発公社の会長を兼任するパスクアル貿易産業相は、今回の契約延長について「フィリピンに進出した多国籍企業が発展するための長期的な環境を整備できることを示した」と述べた。米国との経済関係強化にも寄与するとした。

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