県高校総体前特集 バスケットボール男子 注目選手のライバルを紹介(2) 【大分県】

28日から始まるバスケットボールの県高校総体の組み合わせが決まった。男子は別府溝部学園、柳ケ浦の2強が頭一つ抜けるが、大分舞鶴、日田、藤蔭にもチャンスはありそう。

今回は注目選手を紹介するとともに、彼らの気になる選手を聞いた。

セカンドガード 東琉仁(柳ケ浦3年)

2005年11月5日生まれ、172㎝、63㎏、寄宮中学校出身(沖縄県)

下級生が先発に名を連ねる中、「俺ら3年がチームを引っ張らなければ勝てない」と気を吐く。守備から流れをつくるチームスタイルを体現すべく、ディフェンスのスペシャリストとして、タイトなマークで相手エースを封じる役割を果たす。県高校総体に向けて「周りに点が取れる選手がいるので、ディフェンスを頑張りたい。ターンオーバーからの速攻を増やして優勝を目指す」と気合十分だ。

気になる選手

大庭涼太郎(別府溝部学園3年)

ゲームを支配する力があり、ここぞという場面で得点できる選手だと思っている。2月の県高校新人戦、4月の南九州四県対抗選手権(南九)の県予選でも負けていて、全国高校総体に3年連続出場するためには、乗り越えなければいけない相手。ボールを持たせないようにプレッシャーをかけ続ける。それが自分の役割。マッチアップが楽しみ。

センター 今村真心也(藤蔭3年)

2005年4月14日生まれ、184.3㎝、87㎏、屏水中学校出身(福岡県)

ゴール下で体を張れるセンターだが、3点シュートも打てる。南九県予選で4強入りしたが、県総体ではシード権を獲得できなかった。それでも、「南九県予選で自分たちの実力を知ることができた。3点シュートの成功率を高めればベスト4は狙える」と手応えを感じている。4月に新1年生が加わり、ベンチメンバーが増えた。「体力をセーブせずに最初から全力プレーできる。県総体では悔いの残らないプレーをしたい」と意気込みを語った。

気になる選手

別府溝部学園と柳ケ浦の留学生

勝ち上がれば、身長2mを超える留学生とマッチアップすることになる。前に入られたら止めるのは難しい。ポジション争いで負けず、できるだけリングから遠い位置でボールを持たせるなど対策が必要。南九県予選ではやられっぱなしだったので止めたい。同じ高校生なので負けたくない。

ポイントガード 麻生翔太(大分工業3年)

2005年9月7日生まれ、175㎝、63㎏、明豊中学校出身

精神的支柱として、常に安定したプレーでチームを引っ張る。アウトサイドシュートを得意としていたが、新チームになってからは筋力トレーニングで体が強くなり、ドライブでゴール下まで切り込み、アシストや得点を狙えるようになった。「試合をコントロールし、アシストで会場を盛り上げたい」と県高校総体ではベスト4を目指す。

気になる選手

松本太地(柳ケ浦3年)

高校1年時に国体選抜チームで一緒にプレーした友達であり、ライバルでもある。ドリブル、リバウンド、シュート、全てがうまい選手。南九県予選では準々決勝で対戦し、敗戦した。県高校総体でも勝ち上がれば準々決勝で当たる。チームとしても強い相手だが、全員守備からの速攻で対抗してリベンジしたい。

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