乗客も商品もバスで運ぶ「貨客混載」活用し、大丸神戸店のお薦め販売会 淡路島で20日に初開催 

貨客混載に使われるバス(神姫バス提供)

 バスに乗客とともに商品などを積んで運ぶ「貨客混載」の取り組みで、神姫バス(兵庫県姫路市)と淡路交通(同県洲本市宇山)は20日、大丸神戸店(神戸市中央区)地下食品売り場のお薦め品を提供する「出張販売会」を洲本市港の洲本バスセンターで開く。淡路島での出張販売は初めてで、洋菓子や巻きずしなど6点が並ぶ。

 貨客混載事業は、神姫バスが新型コロナウイルスの影響で乗客が減ったことを受け、収入を補おうと始めた。淡路島関連では、2021年9月から定期的に、同県南あわじ市広田広田の洋菓子会社カタドルの「淡路島ばぁむ」を神姫バス神戸三宮バスターミナル(神戸市中央区)で販売。出張販売は、同県宍粟市の山崎待合所でも開いたことがある。

 今回販売するのは、治一郎「治一郎のバウムクーヘン」1380円=限定54個▽老祥記「豚饅頭」10個入り千円=限定100セット▽カルビー「じゃがポックル」1050円=限定120箱▽紀ノ国屋「アップルパイ」972円=限定30個▽泉北堂「極食パン」790円=限定48本▽マイスター工房八千代「天船巻き寿司」980円=限定200本-の6点。大丸神戸店のバイヤーが厳選した。

 当日は、大丸神戸店から神姫バスが三宮バスターミナルまで商品を輸送。そこから同社と淡路交通の高速バス2便に商品を積み、洲本バスセンターまで乗客と一緒に運ぶ。神姫バスは「売れ行き次第で今後の開催も検討したい」とする。

 午前10時ごろ~午後3時ごろ(売り切れ次第終了)。老祥記の豚饅頭は午後0時半ごろから販売。(荻野俊太郎)

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