監督に「黙ってろ」叫んだデブライネ、個人的な問題を抱えながらCLプレーか…アンリ「尊敬しかない」

先日行われたUEFAチャンピオンズリーグ準決勝セカンドレグでレアル・マドリーを撃破し、決勝に駒を進めたマンチェスター・シティ。

ファーストレグでは敵地サンティアゴ・ベルナベウで1-1と引き分け、そしてホームでは4-0と大勝。現在の実力を見せつける格好となった。

その中で大きな話題になった場面の一つが、後半にケヴィン・デ・ブライネが見せた態度だった。

ボールを繋ぐように要求するジョゼップ・グアルディオラ監督に対し、デ・ブライネが激昂。ピッチ内から「黙っていろ!」と叫んでいたのだ。

その後もちろん両者はお互いにハグを交わして和解しているのだが、デ・ブライネに何があったのか?とファンの想像を掻き立てるような出来事だった。

それに関係があるのかどうかは不明であるが、『Daily Mail』によればこの試合を現地で解説していたティエリ・アンリが以下のように話しているという。

ティエリ・アンリはデ・ブライネが84分に交代してピッチから離れたあと、タッチラインの横でハグを交わしていたことが話題になっていた。

ティエリ・アンリ

「あれは感動的な瞬間であった。ただ、会話の内容についてはプライベートなものにしておかなければいけないから言えない。

しかし、彼が言ったことを聞いたら、より大きな尊敬を抱くしかなかったよ。それでありながらどのように今夜プレーしたのか、どうチームとともに戦ったのかを考えればね。

彼と話したことは言えない。しかし繰り返すが、私にとって彼は最も重要な選手だ」

【関連記事】マンチェスター・シティ、2部も味わった『暗黒時代ベストイレブン』

ティエリ・アンリはかつてベルギー代表でアシスタントコーチを長く務めていたため、デ・ブライネとは師弟関係でもある。

長年ともに働いていたデ・ブライネに明かされたこととは何だったのだろうか…。少なくともかなり難しいものを抱えていたようだが、それを全く感じさせないようなプレーだった。

© 株式会社ファッションニュース通信社