広島サミットでの
大きなテーマの１つが
ウクライナ情勢です。
地元で
友人や家族と
過ごす時間を奪われ、
広島に避難している姉妹は、
「ウクライナを救えるのは
世界のリーダーしかいない」
と話しています。
ウクライナから
広島市に避難している、
姉のファジリャさんと
妹のマリアさんです。
地元・キーウを離れて
半年が経ちました。
オタフクで正社員として
働きながら、
休日は２人で出かけるなどして
日本での思い出も
増えてきました。
ただ、地元に帰りたい気持ちは
つのる一方です。
姉のファジリャさんは
今でも、
戦争の事を話したり、
考えたりすることが辛いと
感じています。
ファジリャ）
０７３６
「でも、それを伝えることが日本や世界の人にとって大事なことだと思うし、ウクライナの状況について知って欲しい。そのために私も何か出来ると思う」
（写真）
２人は、２０１９年に
母の仕事の都合で
キーウに引っ越すまで、
クリミア半島で
生まれ育ちました。
クリミアは
２０１４年に
ロシアが併合し、
実効支配している場所です。
姉妹は２度も
ロシアによる侵攻に
振り回され、
ふるさとでの自由な暮らしを
奪われました。
０７００
（今回ロシアが侵攻して、地元を奪われたのは２度目…。）
ファジリャ）
「いちばんの疑問は、なぜ、なぜまた来て、ウクライナの人々を殺そうとするのか。もうひとつ、何がしたいのか。」
ロシアに居た友人は
プーチン大統領を支持…。
戦争がきっかけで
疎遠になりました。
マリア）
「彼（プーチン大統領）は私たちに、誰がどんな人かを見せつけた。誰が信用できないかも分かった。彼らは私たちの住む場所を２度も変えさせた。それが最後だったと願いたい。」
「なぜ、１年以上
誰も戦争を
止められないのか…」
２人は、
状況を変えられるのは
「世界の
リーダーしかいない」と
サミットでの議論に
期待しています。
マリア）
０２１３～
「戦争を安全に、平和に終わらせるためには、ウクライナの勝利しかないと思っています。世界のリーダーが、私たちを救う新しい方法を見つけてくれると信じています」
ただ、ふるさとに戻って
大学で勉強をしたり、
家族や友達と過ごしたい。
姉妹の願いは、それだけです。
あとわく・中根）
ゼレンスキー大統領が来日し、
広島サミットに
直接参加するという
情報を受けて、
先ほど２人に電話をした。
・ゼレンスキー大統領が
来ることで、
議論が良い方向に
進むのではないか。
・ゼレンスキー大統領には
ウクライナの状況を
首脳陣にしっかり
伝えてもらうことを
期待したい。
そして、
支援の強化に
繋げてもらいたい。
と話していた。
