南部美人、女性審査員をとりこに 仏ワインコンクールで金賞

女性のみが審査する国際コンクールで金賞を獲得した南部美人の「純米大吟醸 山田錦 心白」

 二戸市福岡の南部美人(久慈浩介社長)は、フランスの国際ワインコンクール「フェミナリーズ世界ワインコンクール2023」の日本酒の部で金賞を獲得した。女性のみが審査する世界でも珍しいコンクールで、別部門も含めると金賞は3回目。同社は「より多くの人に楽しんでもらえる酒造りに取り組む」と世界規模での躍進を誓う。

 受賞したのは、仕込み方法や酵母などを統一し、酒米を変えるビューティーシリーズの「純米大吟醸 山田錦 心白(しんぱく)」。フランスにも輸出している人気銘柄で、口当たりが柔らかく、ジューシーでキレがある。

 こうした特長が女性の心をつかみ、金賞の中でも評価の高い銘柄に贈られる「クー・ド・クール 審査員特別賞」にも輝いた。

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