加西市長選、新人3人の戦い 市議選は定数15を16人が争う 21日投開票

加西市役所=加西市北条町横尾

 任期満了に伴う兵庫県加西市長選、市議選は21日に投開票される。市長選には、いずれも無所属新人で、元市議の深田真史氏(38)、元市教育長の高橋晴彦氏(65)=自民推薦、元副市長の河尻悟氏(47)が立候補している。市長選は午後10時20分ごろ、市議選は同35分ごろに大勢が判明する見通し。

 3期12年を務めた西村和平市長は退任を表明しており、市政の継承、転換が争点。深田氏は「人口減社会に備え、スマート農業の推進、市街地まで移動できるデマンド型交通の導入」などを主張。高橋氏は「国、県とのパイプを太くし、子育て支援や教育の充実を図る」とアピールして「市役所の活性化」を掲げる。河尻氏は「西村市政を継承し、より積極的に子育て支援に取り組む」とし「教育の質向上も大切」と訴える。

 市議選は定数15に対して16人が立候補している。(敏蔭潤子)

© 株式会社神戸新聞社