4年ぶり復活「三社祭」 威勢のいいかけ声響く

4年ぶりに本格開催となった、浅草神社の三社祭。浅草神社の周辺の6つの町を神輿が練り歩く、浅草六ヶ町連合渡御の終着点の様子です。4年ぶりに浅草の街を練り歩いた6つの神輿が、次々と終着点に入ってきます。

新型コロナウイルスの影響で、中止や縮小を余儀なくされた、東京を代表する祭の1つ、三社祭。4年ぶりに完全復活、と思われましたが、今回は天候が恒例行事の開催を阻んだようです。

5月の第3土曜日の前後3日間で行われる、浅草神社の年に一度のお祭り「三社祭」が、19日から始まりました。その祭りのスタートとなるのが、お囃子や芸妓さんが街を巡る「大行列」でしたが、雨のため中止となりました。

大行列を見るため集まっていた人は…
「残念です。コロナでしばらく見てないから4年ぶりにきょうは見たいなと思って来た「本当にね。楽しみに久々だったんで会社休んで来たんですけど…残念。涙雨みたいな感じ」

行列の中止を残念がったのは外国人観光客も…
「冗談だろ。本当に?中止になったの? 雨のせいで?」「祭りのために東京にきたんだけど中止になったよ」「とても悲しいわ。明日は京都に行くのでこの祭りに参加できるのはきょうだけなの」

その後、午後2時半ごろ、浅草神社の社殿では…東京都の無形民俗文化財に指定され、五穀豊穣や商売繁盛を祈る神事「びんざさら舞」が奉納されました。

さらに、浅草神社周辺の6つの町を神輿が練り歩く「浅草六ヶ町連合渡御」に向け、準備が進みます。神社から御神霊を分けられ、それぞれの町で待つ神輿の元へ。そして午後5時半過ぎ、六ヶ町連合の神輿が4年ぶりに浅草の町を練り歩きました。

その他の行事はほぼ例年通り行われ、浅草神社周辺の6つの町の神輿が回り、終着点である神社の近くに集まりました。この後、6つの神輿が一堂に会し、手締めが行われて、19日の行事は締めくくりとなります。そして、20日の三社祭は午前10時から式典が行われます。また町内神輿約100基による町の練り歩きが行われる予定です。20日も多くの人で賑わいそうです。

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