おいしい「つや姫」と「雪若丸」アピール 知事らが田植え

県産米の消費拡大を願い、田植えする吉村美栄子知事(右)ら=山形市・県農業総合研究センター

 県産ブランド米の「つや姫」と「雪若丸」をアピールしようと、吉村美栄子知事らが19日、山形市の県農業総合研究センターの水田で田植えを行った。

 吉村知事や折原敬一JA山形中央会長、つや姫レディらが小雨模様の中、苗を丁寧に手で植え付けた。吉村知事はつや姫の若年層への浸透、雪若丸の認知度向上が重要だとし「秋においしい県産米ができることを願っている。全国の皆さんに喜んでもらえるよう、PRと販路拡大に取り組む」と話した。

 この日は山辺町相模小の5年生25人も田植えに挑戦した。新型コロナウイルス禍の影響で、子どもたちの参加は4年ぶり。樋口愛音(あいら)さん(10)は「きれいに植えることができてうれしかった」とほほ笑んだ。

 2023年産はつや姫が作付面積約1万ヘクタール、生産量約5万4千トン、雪若丸は約4500ヘクタール、約2万6700トンを見込んでいる。

県産米の消費拡大を願い、田植えをする吉村美栄子知事(右から2人目)ら=山形市・県農業総合研究センター

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