ドジャース先発陣にさらなる故障者発生 左腕ウリアスがIL入り

日本時間5月21日、ドジャースはエース左腕のフリオ・ウリアスを左ハムストリング痛により15日間の故障者リストに登録したことを発表した。ウリアスは日本時間5月19日のカージナルス戦に先発したものの、三者連続アーチを含む1イニング4被弾を喫するなど、3回6安打6失点で降板。今季4敗目を喫していた。故障者リスト入りは最終登板翌日の日本時間5月20日にさかのぼって適用される。なお、ドジャースはウリアスの故障者リストに伴い、救援右腕ワンダー・スエロをマイナーAAA級オクラホマシティから昇格させている。

2021年に最多勝、昨季は最優秀防御率のタイトルを獲得するなど、クレイトン・カーショウに代わってドジャースのエースとなりつつあるウリアスは現在26歳。今季はシーズン終了後にFAを控える重要な年となっている。ここまで10試合に先発して55回1/3を投げ、5勝4敗、防御率4.39、53奪三振と不本意なパフォーマンス。すでに14本塁打を浴びるなど、一発で失点を重ねるケースが目立っている。

メジャー昇格を果たしたスエロは31歳の救援右腕。ナショナルズ時代の2019年には自己最多の78試合に登板し、19ホールドを挙げた実績を持つ。昨季はメジャーでプレーする機会がなかったものの、ドジャースとマイナー契約を結んだ今季はマイナーAAA級で好成績を残し、5月上旬に2年ぶりのメジャー復帰。その後、マイナー降格となったが、今季2度目のメジャー昇格となった。今季メジャーでは3試合に登板して防御率5.79、マイナーAAA級では12試合に登板して3勝0敗6セーブ、防御率1.32を記録している。

ドジャースは先日、先発右腕ダスティン・メイも右前腕痛で故障者リスト入りしており、立て続けに2人のローテーション投手を失ったことになる。ウォーカー・ビューラーはトミー・ジョン手術のリハビリ中、若手のマイケル・グローブとライアン・ペピオも故障中で、先発のコマが続々と削られている。カーショウ、トニー・ゴンソリン、ノア・シンダーガード以外の2枠が空いており、若手のギャビン・ストーンやアンドレ・ジャクソンを起用してその穴を埋めることになりそうだ。

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