名産品のおいしさPR 青森県南部町、フルーツ娘9人に委嘱

サクランボの「ジュノハート」の形をイメージした指ハートをつくるフルーツ娘の9人と工藤町長(後列中央)

 青森県南部町の果物PRのため、町は今年も「フルーツ娘」の委嘱を行った。町役場、町内の事業所勤務や名久井農業高校に通う新任4人を含む9人のフルーツ娘の任期は1年間で、6月から活動を本格化させる。新型コロナウイルス感染が落ち着きを見せ、感染症法上の位置付けが5類に移行したことに伴い、間もなく旬を迎えるサクランボのほかリンゴ、モモ、洋ナシなどさまざまな町産の果物を県内外で幅広くPRする。

 委嘱を受けたのは、菅原優美亜さん(24)、蛭子早貴さん(28)、河村結希さん(20)、米内千夏さん(23)、月舘柊葉さん(20)=以上再任=と、太田聖奈さん(17)、砂庭小春さん(17)、舘美来さん(19)、金沢真衣さん(19)=以上新任。

 町役場内で行った委嘱状交付式で工藤祐直町長は「笑顔が大事。元気に、楽しんで活動して」と激励。9人はそれぞれ「おいしいフルーツをPRしたい」「町のいい点も発信したい」などと抱負を語った。

 3年目の米内さんは、過去2年は新型コロナのため県外でPRする機会がなかったといい「今年は県外での活動もあると思うので頑張りたい」。市場に本格投入される山形県のサクランボ新品種については「やまがた紅王もおいしいと思うが、ジュノハートも負けていない。多くの人に、ジュノハートのおいしさを知ってもらいたい」と話した。

 9人は、CMやイベントなどで町産果物のおいしさを伝えていく。

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