【第37節】ノッティンガム・フォレスト vs アーセナル
5月19日、プレミアリーグ第37節ノッティンガム・フォレスト vs アーセナルの試合がシティ・グラウンドで行われた。
この試合に敗れるとマンチェスター・シティの優勝が決まるため、負けられない戦いとなるアーセナルは、前節に相手のタックルを受けて左足首を痛めたガブリエウ・マルティネッリが欠場。レアンドロ・トロサールが代役を務めた。一方のノッティンガム・フォレストも残留争いの渦中にあり、絶対に負けられない戦いとなる。
試合は序盤からアーセナルがボールを保持し、敵陣に攻め込む展開が続く。11分にはマルティン・ウーデゴーアを中心に右サイドから波状攻撃を仕掛け、トロサールのスルーパスにガブリエウ・ジェズスが抜け出し左足の爪先でゴールに流し込もうとしたが、ノッティンガム・フォレストのGKケイロル・ナバスが鋭い出足でブロックした。17分には右からのCKがファーサイドに流れ、ジェズスがヘディングシュートを放ったものの、枠を捉え切ることができない。
すると19分、ノッティンガム・フォレストは中盤で相手のパスミスを拾ったモーガン・ギブス・ホワイトがカウンターを発動。ドリブルで中央を駆け上がって左斜め前方にスルーパスを出すと、タイウォ・アウォニーが抜け出してワンタッチシュート。アーセナルのガブリエウとGKアーロン・ラムズデールの間を抜けたボールがゴールネットに吸い込まれ、ノッティンガム・フォレストが先制に成功する。
先制された後もアーセナルが攻め込む展開は続き、22分にはジェズス、27分にはCKからトロサールがシュートを放つが、いずれもゴールネットを揺らすことはできず、前半はノッティンガム・フォレストの1点リードで折り返す。
後半開始早々の48分、ノッティンガム・フォレストはセットプレーの流れからフェリペがこぼれ球を押し込もうとするが、ここはガブリエウが足を差し出してコースを変え、GKアーロン・ラムズデールがかき出してゴールを許さない。
その後は再びアーセナルがボールを保持する時間帯が続き、61分にはベン・ホワイトの浮き球のパスにブカヨ・サカが抜け出しシュートを放ったものの、ナバスの正面を突き得点は奪えない。直後のCKのこぼれ球をジョルジーニョが狙ったが、これも枠を捉えられなかった。
ノッティンガム・フォレストは67分に高い位置で相手のミスを突いたギブス・ホワイトが、72分にはゴールキックの流れからレナン・ロディが惜しいシュートを放ち、90分にはギブス・ホワイトが単独突破から鋭いシュートを放ったが、これはラムズデールがキャッチした。
緊迫した状況の中でアディショナルタイムが終わり、試合終了の笛。ノッティンガム・フォレストが1－0で勝利を収めた。
勝利したノッティンガム・フォレストは勝ち点を37に伸ばし、プレミアリーグ残留が確定。敗れたアーセナルは勝ち点81のまま。この時点で首位マンチェスター・Cとの勝ち点差が「4」となり、残り1節での逆転が不可能となったため、マンチェスター・Cの優勝が確定した。
プレミアリーグは次節が第38節で最終節となる。ノッティンガム・フォレストはアウェイでクリスタルパレスと、アーセナルはホームでウルヴスと対戦する。
■試合ハイライトはこちら
