スーダン、新たな停戦合意 米とサウジが仲介、7日間

損傷した軍の司令部付近に立つ即応支援部隊(RSF)兵ら=17日、スーダン首都ハルツーム(RSF提供・ロイター=共同)

 【カイロ共同】米国とサウジアラビア両政府は20日、スーダンで戦闘を続けてきた軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」が22日から7日間の停戦で合意し、文書に署名したと発表した。米サウジとスーダン軍、RSFの代表者が停戦違反を監視する仕組みを設け、人道支援物資の輸送路を確保する。

 停戦合意は何度も破られてきたが、交渉を仲介してきた米サウジは本格的な戦闘収束につなげたい方針。合意署名はサウジ西部ジッダで行われ、スーダンの22日午後9時45分(日本時間23日午前4時45分)に発効する。当事者の合意により延長も可能。

 戦闘は4月15日に始まり、100万人以上が避難を強いられたとされる。

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