アラーのドッペルパックでドルトムントが10人アウグスブルクに快勝、最終節を前に首位浮上で11季ぶり優勝に王手《ブンデスリーガ》

写真:Getty Images

ドルトムントは21日、ブンデスリーガ33節でアウグスブルクとのアウェイ戦に臨み、3-0で快勝した。

前節ボルシアMG戦を圧勝した2位ドルトムント(勝ち点67)は、首位バイエルンを1ポイント差で追走。そのバイエルンが前日の試合でライプツィヒに敗れたことで勝利すれば最終節を前に首位浮上となる中、アラー、マレン、アデイェミの3トップで臨んだ。

13位アウグスブルク(勝ち点34)に対し、徐々に圧力を強めたドルトムントは20分にビッグチャンス。ブラントのラストパスをボックス左で受けたアラーがシュート。だが、GKコウベクの好守に阻まれた。

そして38分には数的優位に。マレンがディフェンスライン裏に抜け出そうになったところでウドゥオカイに倒されると、VARの末に一発レットカードが提示された。

直後のFKからジューレのヘディングシュートがポストに直撃したドルトムントはゴールレスで前半を終えた。

迎えた後半もドルトムントが押し込む展開となると、54分にジャンのミドルシュートがポストに直撃。それでも59分にゴールをこじ開ける。マレンのクロスのルーズボールを拾ったアラーがボックス右からシュートを流し込んだ。

62分にはピンチを迎えるもGKコベルが凌ぐと、1点のリードを保ったまま終盤へ。そして84分、ドルトムントに決定的な2点目。途中出場ロイスのシュートのこぼれ球をアラーが押し込んだ。

そして追加タイムにはブラントのゴールも生まれたドルトムントが3発快勝。最終節を前に首位に浮上し、2011-12シーズン以来11季ぶり優勝へ王手をかけている。

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