第九120人共演 富山県の氷見市芸術文化館で披露

黒部で第九を歌う会と共演し、「歓喜の歌」を披露する氷見第九合唱団=氷見市芸術文化館

 氷見第九合唱団は21日、富山県の氷見市芸術文化館で「歌うっていいな」コンサートを開いた。黒部で第九を歌う会と初共演し、総勢120人がベートーベンの交響曲第9番の第4楽章「歓喜の歌」を歌い上げた。ソリストは4パートとも初めて団員が務めた。

 音楽を通して他地域との交流の輪を広げようと今回、定期的に第九を披露している黒部で第九を歌う会に声を掛け、20人の参加が決まった。

 混声合唱のための唱歌メドレー「ふるさとの四季」、ピアノ連弾演奏に続き、歓喜の歌を披露した。

 団員の中から第九のソリストを養成する取り組みを始めて迎えた今回、選考会で選ばれた中学生2人を含む団員4人が大役を務めた。総監督でオペラ歌手の澤武紀行さん(射水市)の指揮でピアノ3台を使った6人による演奏とパーカッションに合わせ、120人が声を響かせ、来場者からは大きな拍手が起こった。北日本新聞社後援。

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