県高校総体前特集 バスケットボール女子 注目選手のライバルを紹介(2) 【大分県】

28日から始まるバスケットボールの県高校総体の組み合わせが決まった。女子は連覇を狙う大分を明豊、中津北、大分商業のシード校に加え、藤蔭が追う。

今回は注目選手を紹介するとともに、彼女たちの気になる選手を聞いた。

スモールフォワード 末永瑠奈(明豊2年)

2006年9月25日生まれ、159cm、大在中学校出身

1対1に強く、ドライブ、ジャンプシュートなど攻撃の得点パターンが多く、得点力が高い。インサイドとアウトサイドを状況によって使い分けてパスが出せるようになるとプレーの幅が広がった。「気持ちが乗ったときは手がつけられない」(杉山真裕実監督)が好不調の波があるのが課題ではある。県総体に向けて「シュート決定率を上げて、リバウンドにも力を入れたい」と持ち味の爆発力でチームの勝利に貢献する。

気になる選手

緒方梨乃(大分3年)

中でも外でもシュートを打て、ドライブからフィニッシュまで持ち込める。体の使い方がうまく、目指す選手でもあるがライバルと思っている。これまで何度も対戦しているが、梨乃さんに大量に得点を決められて負けた。優勝するためには絶対に倒さなければいけない相手。対戦できるのは今年が最後になるので梨乃さんがいる間に大分に勝ちたい。

スモールフォワード 林田唯蘭(中津北3年)

2005年9月22日生まれ、161cm、駅川中学校出身

攻撃能力が高く、ドライブからの得点を得意とする。脚力があり、守備力もある。大津留礎監督の「1対1で誰にも負けない選手になってほしい」との期待に、居残り練習でシュートレンジを広げ、3点シュートも狙えるようになった。「どんなときも積極的に1対1を仕掛ける強い気持ちが必要。一番いいシュートセレクトをして勝利に貢献したい」と攻撃力に磨きをかける。

気になる選手

緒方梨乃(大分3年)

シュートセンスがあり、状況に応じて一番いいプレーの判断ができる。チームに勢いを与えて、苦しいときには確実に得点できる決定力はすごい。県総体では決勝リーグで対戦すると思うので、全員で守って、僅差に持ち込みたい。大分に勝たなければ、私たちの目標としている全国ベスト8は達成できない。絶対に勝ちたい!

センター 副田実咲(大分商業3年)

2005年4月2日生まれ、170cm、坂ノ市中学校出身

170㎝という身長と手足の長さを生かしたリバウンド力が強み。副田の高さを利用したセットプレーでの得点はチームの武器でもある。1年生の頃から試合に出て、豊富な試合経験と、精神面でもチームをけん引する存在だ。南九県予選では、明豊に対して持ち味のインサイドプレーが発揮できず悔しい場面も多かった。県総体では相手からのマークがさらに厳しくなることは間違いないが、「ゴール下でも、外でも、どこからでも得点を狙えるオールラウンダーになりたい」と目標に向かって突き進む。

気になる選手

窪田千潤(藤蔭3年)

高校1年のときに国体でチームメートとして一緒にプレーしたことがある選手。3ポイントもインサイドプレーも強い。私の目標としているオールラウンダーとして活躍しているから意識する。県総体までに体力を強化して、彼女のようにインサイドで力強いプレーをして、外角からも確実に点を決められるようになりたい。そして、得点源としてチームに貢献できる存在になりたい。

(黒木ゆか)

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