「ヴィニシウスの“2部降格ポーズ”もよくなかったが…」レアルMFセバージョス、バレンシア戦の人種差別騒動に意見

レアル・マドリーは22日に行われたリーガ第35節バレンシア戦に1-0で敗れた。

後半アディショナルタイムにはレアルFWヴィニシウス・ジュニオールが一発退場を宣告されている。

相手選手と接触した後に両チームが入り乱れる乱闘沙汰になると、VARで相手の顔を叩いたとしたレッドカードが提示された(ヴィニシウスが首を絞められたという画像もあるが)。

そのヴィニシウスは敵サポーターから人種差別を受けたと審判に訴える場面もあったが、主審は特に対応せず。

試合後、ヴィニシウスはSNSにメッセージを投稿。「人種差別主義者が勝ちとった賞は俺の退場だった!これはサッカーではない、これがリーガだ」と非難した。

そうしたなか、レアルMFダニ・セバージョスはこう述べていたそう。

「今日、メスタージャで起こったことは何も新しいことではない。

ヴィニシウスは、スペインのほぼすべてのスタジアムで無礼な扱いを受けている。

彼はケアする必要がある選手だ。リーガが彼を守ってくれることを願う。

彼が11枚のイエローカードと1枚のレッドカードを貰い、残りは無傷というのはありえない。

“2部”というジェスチャーをしたのは間違いだった。

僕らにはお互いにリスペクトが必要だから、みんなが彼に謝ってくれることを願う。彼もきっと謝ってくれるはずだ。

アンチェロッティ監督は人種差別的チャントがあった後にヴィニシウスにピッチを去りたいかを尋ねたが、彼はプレーを続けたがった」

ヴィニシウスは退場になった後、メスタージャのピッチ上で指を2本突き立てるポーズをしていた。これは2部降格危機にあったバレンシアを揶揄するものとされている。

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なお、バレンシアは人種差別を非難する声明を発表。特定したファン2人を永久追放する見込みとされている。

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