茂木の魅力を国内外へ 二輪世界大会でマルシェ初出店

レース観戦客(左)と語らいながら商品を販売するマルシェ出店者

 【茂木】オーガニックをテーマに有機農産物の販売や飲食の店が集う「森と里のつながるマルシェ」が20、21の両日、桧山のモビリティリゾートもてぎ(MRM)で開かれた二輪の「FIMトライアル世界選手権第3戦日本グランプリ」に初出店し、町で自然と共生する魅力を国内外の関係者や観戦客にアピールした。

 MRMは4年ぶり開催となった同選手権を通じて、コース設定や使用電力の再生可能エネルギー化など、国連の持続可能な開発目標(SDGs)達成に貢献できる取り組みを実践。茂木の八雲神社で開催し定着しているマルシェの実行委員会に打診し、各日10~11のブースの出店が決まった。

 有機農家5軒の集まり「茂木ゆうきの会」の野菜のほか、さまざまな加工食品やつぼ焼きいも、はちみつ、陶芸、皮革製品、木炭など、町の自然資源を生かした品が各店に並んだ。同会の松原努(まつばらつとむ)さん(53)は「レースを見に来る人に茂木の里山を体感してもらいたい」と話した。

 MRMは今後もイベント時の同マルシェ開催が可能か検討するという。

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