ピクルスのネット販売開始 育てたスナップエンドウやアスパラで 足利

ネット販売を開始したピクルス

 農福連携事業に取り組む足利市のNPO法人あがた農楽園と社会福祉法人渡良瀬会は22日までに、ピクルスのネット販売を開始した。既に商品化しているスナップエンドウに加え、アスパラガスのピクルスを新たに開発。販路拡大と、事業に従事する障害者の就労機会の拡大につなげる考え。

 あがた農楽園は、渡良瀬会の施設を利用する障害者と共同で、スナップエンドウの生産やピクルスの製造に取り組んでいる。

 ピクルスは程よい酸味やシャキシャキの食感が特徴で、昨春に商品化。渡良瀬会が運営するコミュニティーカフェ「よこまち」(足利市葉鹿町)で販売している。好評なことから、ネット販売にも乗り出した。

 ラインアップに加えたアスパラガスは、農業を営むあがた農楽園の石川隆道(いしかわたかみち)理事長が生産する。ピクルスにしたところ「軟らかくおいしい出来となった」と石川理事長。ネット販売用に化粧箱も作った。

 ピクルスは1箱にスナップエンドウ(80グラム)2瓶と、アスパラガス(60グラム)1瓶が入り、価格は2200円(送料別)。産直インターネット通販「食べチョク」で販売している。

 (問)よこまち0284.82.1419。

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