風呂敷、こんな使い方もあります 親子連れらSDGs視点で楽しく学ぶ

風呂敷の使い方を学ぶワークショップの参加者(京都市中京区・京都文化博物館別館)

 環境保全やSDGs(持続可能な開発目標)の視点で風呂敷の使い方を考えるワークショップが20日、京都市中京区の京都文化博物館別館で開かれた。参加した親子連れらが、エコバッグや雨よけなど、風呂敷の身近な活用法を楽しみながら学んだ。

 風呂敷メーカーの山田繊維(同区)など6団体でつくる実行委員会が主催。さまざまな用途で繰り返し使うことができ、環境に優しい風呂敷の利点を知ってもらおうと、初めて京都市内でイベントを企画した。

 ワークショップには16人が参加した。同社の社員が講師となり、手提げカバンのように使える風呂敷の結び方や、贈った相手に喜んでもらえる美しい包み方を紹介。参加者は熱心に説明に聞き入り、日常生活での使い道に思いを巡らせた。参加した元井緋音さん(10)=同区=は「これからランリュックにかぶせて使ってみたい」と話していた。

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