アルメニアやルーマニアの音楽に触れ、踊りの体験もできるコンサート「音楽と踊りで巡る、ヨーロッパ最奥の旅」が27日午後3時から、京都府南丹市八木町のiスタやぎで開かれる。古い旋律が息づくという両国をテーマに、斜めに構えて吹く笛など現地の楽器で民謡を奏で、独特の文化を体感してもらう。
音楽愛好家でつくる団体「タンバミュージアムワークス」が企画し、京都市右京区京北のきしもとタローさんら7人が出演。古風な旋律が魅力という器楽曲の民謡を中心に15曲ほどを、アルメニアの斜めに吹く笛「ブルール」や手でたたく太鼓「ドホール」、ルーマニア製のバイオリンなどで演奏する。
舞踊付きの曲が多く一部では観客も一緒に踊る。静かだが力強いアルメニア、華やかなルーマニアという違いや、音楽と振り付けの関係性を感じ取れる。
きしもとさんは渡航経験から「村々に伝わるものにこそ文化の本質があると考え、音楽や踊りをアイデンティティとして大事にする国々。日本でほぼ知られておらず、紹介していきたい」と語った。
入場は小学生以上で2500円。要予約、先着200人。申し込みはメールaketayasushi@gmail.com。