憂いに人が寄り添うと「優」/「命は心=言葉」 ゴルゴさん 漢字に宿る意味を高校生に=静岡・島田市

5月22日、静岡県島田市の高校で、お笑いコンビ「TIM」のゴルゴ松本さんが特別授業を行いました。少年院でも講演を行うゴルゴ松本さんが高校生に伝えた、生きづらい時代を前向きに生きるヒントとは。

<ゴルゴ松本さん>

「3、2、1、どうぞ。島、田、島田工業、命!」

「命」を体で表す一発ギャグで島田工業高校を沸かせたのは、お笑いコンビ「TIM」のゴルゴ松本さん。2011年から全国各地の少年院を中心に、ボランティアで漢字の知識を通して人生について語る「命の授業」を行っています。

<ゴルゴ松本さん>

「憂い、そういう心配、もう落ち潰されそうな気持ちでいる そんな人に寄り添う人を優しいっていう。優しさに秀でると書いて、優秀。勉強ができるだけじゃなくて、寄り添えること。運動ができるだけじゃなくて寄り添えること」

体育館には全校生徒約600人が集まり、熱心に話を聞いていました。

<ゴルゴ松本さん>

「この命っていう漢字はイコール心。心から何を表現するかで人生が変わる。だから、心イコール言葉。ふだんの言葉が自分の心から出ているもので、それが自分の人生、運命、使命、宿命をつかさどる」

講演は1時間半にわたって行われ、前半と後半の最後には生徒から質問を受け付け、一緒に命をのポーズをするなど交流する場面もありました。

講演の最後、ゴルゴ松本さんは自分の名前を改めて調べて、ヒントを見つけてほしいと話しました。

<高校生>

「大きな可能性の心で好奇心になるっていうのが、自分は好奇心が旺盛なので心に残った」

「努力って大切だけど、いろんなものを背負っていかないといけないと思った」

「たくさんの字とかあって、面白いなと思ったので調べてみたい。まずは自分の字も辞書で調べてみたい」

<ゴルゴ松本さん>

「これからも未来をつくっていくぞ、島田工業、はい、命!」

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