王座奪還のバルセロナ、残り3試合で20歳パブロ・トーレにチャンス到来? その裏では…

写真:Getty Images

バルセロナがU-21スペイン代表MFパブロ・トーレ(20)へのアクションを議論しているようだ。スペイン『Relevo』が伝えている。

昨年7月にラシン・サンタンデールからバルセロナへ移籍したパブロ・トーレ。若くしてバルセロナの一員となったことで、スペイン代表MFペドリと同じような成長曲線を描くことも期待されたが、4年ぶりにラ・リーガ王者となった今シーズンのチームでは存在感を発揮できていない。

しかし、リーグ戦の出場が6試合で計57分間にとどまるなか、チームが4試合を残して優勝を決めたためにチャンスが到来。第35節レアル・ソシエダ戦で与えられた出場時間は6分間だけだったが、チャビ・エルナンデス監督は23日の第36節レアル・バジャドリー戦を控え、去就が不確かな選手やプレータイムが短い選手を残り3試合で積極的に起用する方針を明言した。

また、チャビ監督はラファエル・マルケス監督率いるバルサ・アトレティック(旧・バルセロナB)がプリメーラ・ディビシオンRFEF(スペイン3部)からセグンダ・ディビシオン(スペイン2部)への昇格を懸けて争われるプレーオフ出場権の確保に躍起となっているなかでも、パブロ・トーレを手元に残すことを希望。やはり、残り3試合で起用する算段があるのかもしれない。

一方で、パブロ・トーレが来シーズンもバルセロナに残るかどうかは疑問が残る模様。ジャーナリストのジェラール・ロメロ氏いわく、パブロ・トーレは「チャビ監督のチームで満足に出番を貰えないなら、リザーブチームに行きたい」という旨を話しているとし、チャビ監督を含めたコーチ陣は少なからず不快感を覚えているという。

これにより、現在のクラブ内部ではパブロ・トーレに「次の進路を与える」ことも検討されているとのことだ。

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